
Sport Science × Apparel
Sport Science × Apparel
高温多湿。過酷な日本の夏を乗り切るために。
スポーツ業界とアパレル業界の交錯点
「全国最高気温41.8℃」 「平年平均+2.36℃」
それまで最高記録だった2024年の数値を大きく上回り、観測史上最高を次々記録した昨年の夏。
年々酷暑化の様相を呈している昨今ですが、それに引っ張られるように目覚ましく進化してきているのが繊維業界です。
接触冷感、UVカット、疲労回復など…つい数年前まで衣類では聞き慣れなかった機能が台頭しています。
今回は「スポーツサイエンス×アパレル」と題しまして
元はスポーツウェアとして進化してきた機能を搭載し、厳しい環境下でも快適に過ごせるような工夫に満ちた、2026年の新作TEC.3シリーズをご紹介いたします。
Sport Science × Apparel
高温多湿。過酷な日本の夏を乗り切るために。
スポーツ業界とアパレル業界の交錯点
「全国最高気温41.8℃」 「平年平均+2.36℃」
それまで最高記録だった2024年の数値を大きく上回り、観測史上最高を次々記録した昨年の夏。
年々酷暑化の様相を呈している昨今ですが、それに引っ張られるように目覚ましく進化してきているのが繊維業界です。
接触冷感、UVカット、疲労回復など…つい数年前まで衣類では聞き慣れなかった機能が台頭しています。
今回は「スポーツサイエンス×アパレル」と題しまして
元はスポーツウェアとして進化してきた機能を搭載し、厳しい環境下でも快適に過ごせるような工夫に満ちた、2026年の新作TEC.3シリーズをご紹介いたします。
♢接触冷感
日本の接触冷感生地は、ミズノが開発した『アイスタッチ』シリーズのヒットと共に広く認知されるようになったと言われています。
2000年当時、シドニーオリンピック金メダリストの高橋尚子選手らトップアスリートを起用したテレビCMが話題を呼び、主に真夏のインナーウェアとして普及していきました。

引用:「ミズノ株式会社公式サイト 歴史ページ」 https://corp.mizuno.com/jp/about/history (参照:2026-06/10)
過酷な環境下でも涼しさを確保してくれるメカニズムは「熱伝導」がキーワード。
熱には温度の高いところから低い方へと移動する性質があり、熱伝導の数値が高い素材に触れると急速に熱が移動する(奪われる)事で「ひんやりするな」と感じる仕組みとなっています。
この数値は主に「q-max(キューマックス)」という指標で表されます。
一般的な接触冷感素材でこの値は0.2程度。0.4に近くなると明確に冷たさを感じられる指標と言えます。
日陰のマンホールを想像してみて下さい。触れると非常に冷たく感じるマンホールの素材はq-maxの値で0.6と非常に高い数値を示します。
今回アクアスキュータムではこの接触冷感素材を、汎用性の高いTシャツでご提案。
その名も「COOL TOUCH T-SHIRT」です。
『より快適な着心地を追求。
天然繊維100%の接触冷感ファブリック』

夏の主力アイテムとして3色展開でご提案するTシャツは、q-max値で0.309を示す接触冷感素材を採用。
普段着ているTシャツに置き換えるだけで心地よい夏を過ごせる優れものです。
この生地の最大の魅力は「天然繊維100%」の接触冷感素材であるという事。


一般的な接触冷感素材は化学繊維をベースに、熱伝導を促進する鉱石や化学物質を練り込む事で作られますが、今回はロイヤルクール加工と呼ばれる特殊な加工を施した綿100%生地を用いてご提案。
それも、世界の綿花生産量の1%未満しか採取されない高級超長綿「スーピマコットン」を用いた逸品です。
インナーアイテムだからこそ、そもそもの滑らかな着心地には妥協のないモノづくりを心掛け、そこに「接触冷感」という夏を快適に過ごせる工夫をプラスした、日本の夏に特化した1着。ぜひ素肌の上から着てみていただきたい仕上がりです。
♢UVカット

UVカットの服地の起源は接触冷感のそれよりも深刻な問題に根差しています。
1980年代のオーストラリアは直上のオゾン層の破壊が世界的な問題だと指摘されていた頃。
皮膚ガンなどの健康被害を抑える目的で研究が本格化し、およそ10年の時を経て実用的な製品としてリリース。
初期には医療品として扱われたUVカット素材ですが、次第に野外スポーツのユニフォームや水着としても採用されるようになり、大手スポーツメーカーの手によって一般に普及していく事となります。
アクアスキュータムでは旅行者やビジネスマンに向けたセットアップアイテム「TEC.3Trip:Bomber Jakcet」「TEC.3Trip:Easy Pants」の2種にこのUVカット機能を搭載。
日本のみならず世界の気候の変化に対応できるアイテムとしてご提案いたします。
『バレエウェアの実績も持つ伸縮性。
接触冷感×UVカットの多機能素材』

今回採用した「CONZEROナイロンハイテンション」と呼ばれる生地は紫外線を遮る能力に特化した生地で、紫外線遮蔽率93.1%とかなり高水準な数値を示す素材です。
UPFが「紫外線を浴びてから肌が赤くなるまでの時間」を計測する値なのに対し、「そもそもどれくらい紫外線をカットしているか」を示す数値が紫外線遮蔽率なので、紫外線予防が気になる方はぜひ「紫外線遮蔽率」を気にしていただけると良いかと思います。
また、この生地はその伸縮性も大きな魅力で、過去にはバレエのウォームアップインナーに採用されたこともあり、動きやすさという面ではお墨付きと言えるファブリックとなっています。

上下共布のセットアップで提案するこちらは、先述のq-max値0.374を示す接触冷感生地でもあります。
他ブランドでは同素材でTシャツを仕立てる事もある軽量さと肌当たりの良さを存分に生かしたセットアップは、トラベルのみならずシーサイドでのリラックスウェアとしても有用で、夏にこそ着ていただきたい長袖アイテムとしてリリースです。
♢調温・調湿
「37.5™Technology」
通気性や清涼素材である事とは別に、衣服内環境そのものに作用する生地も登場し始めています。それが「37.5™Technology」です。
名前となっている37.5は、人間が快適と感じる衣服内湿度と中核体温の数値です。
火山砂から作られた活性粒子を生地に練り込むことで、人体が発する水分を検知できるこの素材は、体が冷えている時には体を温め、暖かい時には冷やしてくれる高機能ファブリックです。

引用:「瀧定名古屋株式会社公式サイト 37.5™とは」
https://www.takisada-nagoya.jp/37.5technology/(参照:2026-06/10)
詳しいメカニズムは日本が誇るファブリックメーカー「瀧定名古屋」のホームページに記載がありますので是非ご覧ください。
衣服内環境を整えてくれる調温・調湿の機能は高温多湿な日本の夏にとても嬉しいもの。
生地に練り込まれた活性粒子がもたらす機能なので、繰り返しの洗濯でも機能が損なわれにくいのも大きな魅力です。
最も過酷なスポーツと言われる十種競技やトライアスロンのユニフォームに採用されるなど、そのタフさや機能性には目を見張るものがあります。
『寒さ、暑さを自動で検知。
衣類が生む、環境に合わせた快適さ』

アスリートからの支持も厚いファブリックを、2026年のアクアスキュータムでは思い切ってビジネスシーンアイテムに採用。
汎用性の高いボタンダウンの半袖シャツは、一枚着としてもジャケットインナーとしても重宝するユースフルな一着です。
体のラインに沿ったミニマルなシルエットは男の仕事着にふさわしいキチンと感を演出してくれますが、熱がこもりやすく、真夏に着るにはやや億劫な形だとも言えます。
ところが、調温・調湿に優れた生地を採用する事で、清廉さと快適さの両方を諦めずに済む仕上がりとなっています。


ビジネスシャツの心臓部ともいえる衿のロールにも抜かりなし。
美しいR型の曲線を描く襟先が丁寧なモノづくりを感じさせます。
Tシャツに採用されるような編み地のシャツで、ここまで綺麗な襟を仕立てるのは技術的負荷が非常に高く、長年スーツと向き合ってきたアクアスキュータムだからこそ作れる一品と言えそうです。












