トレンチと私 Episode:01
アクアスキュータムの代名詞であるトレンチコート
その魅力と着こなしについて、ショップスタッフが語ります
第一回目は、アクアスキュータムメンズ 伊勢丹新宿本店 店長千坂の”トレンチと私”。
服を愛してやまない千坂の語りと着こなしをご紹介いたします。
TRENCH WITH ME
Profile & アクアスキュータムとの出会い
千坂 光 168cm
AQUASCUTUM MEN
伊勢丹新宿本店
学生時代にアルバイトをしていた古着屋が、アクアスキュータムとの最初の出会いでした。
必要な知識を勉強していくうちに、それまで着ていたギャルソンやらマルジェラやらの洋服たちには原型があるということに気づいて。トレンチコートで言えば、それこそがアクアスキュータムでした。そこに本物を感じたというか、一つ一つのディティールにちゃんと理由のあるヴィンテージの洋服に惹かれていったんです。そのお店で初めて買ったのがアクアスキュータムのヴィンテージトレンチ。今でも着ています。それがまさか、今そのブランドのスタッフになっているなんて不思議な感じです。
なぜアクアスキュータムのトレンチなのか
月並みな言い方になりますが、ずっと着られるというところです。それは素材的にもデザイン的にも。ヴィンテージのコートも当時買ったころはまだ生地にやや張りがあったのですが、着ていくうちにすごく柔らかくなっていって。それも自分の体に沿って柔らかくなっていくんで、羽織った時にバシッと肩に収まる感じが、このコート自分のコートだって感覚になってたまらないんです。
2~30代の若い方で、自分にはまだ早いかなという言い方をされる方がいらっしゃるのですが、若いうちに新品を着て一緒に成長していける魅力があるというか。着れば着るほどかっこよくなっていく服ってある意味無敵だと思うんです。一緒に年齢を重ねて、一緒にかっこよくなっていく。なっていきたい。アクアスキュータムのトレンチはそういう付き合い方ができる洋服だと思ってます。
着用してわかる良さ・おすすめポイント
着方によって表情がガラッと変わるところが好きなところです。前身のボタンをかけ、ベルトもバックルを通してフロントでぎゅっと閉める着方が基本のキ。なんだかんだでトレンチコートはこの着方が一番格好良いと思います。ただ、羽織るようなイメージできるときは、前を閉めないで後ろでベルトを絞る。すると風で裾がたなびいても暴れ過ぎないので非常に品がよく、裾広がりのシルエットも抜群にきれいにでます。
前をガッチリ閉められるコートなので、ライナーなしで着ても意外に暖かい。冷たい風や冷たい雨を本当に通さないので、天気の悪い日なんかは大活躍です。トレンチ着ていけるな!と思うと、気持ち的に下がりがちな雨の日でも楽しみができていいです。
MY TRENCH STYLE
ヴィンテージのキングスウェイ。
インナーは最近はやりのオーバーサイズ。
トレンチに太いパンツという合わせは結構おすすめです。トップスもゆったりと肩の落ちてるスキッパーニット。
このキングスウェイという形はいわゆるラグランスリーブなので、インナーにオーバーサイズを持ってきても肩回りが厚くならなくていいんです。
トレンチは襟元にボリュームがある洋服なので、タイドアップしない時にはあまりインナーに襟がしっかりしているものを持ってきたくない。基本クルーネックかバンドカラー、冬ならタートルネック、襟付きならスキッパーみたいな形を持ってくるのがおすすめです。
こちらは現在販売しているキングスウェイ。
アクアスキュータムのトレンチコートはなんといってもAラインが美しい。そしてベルト位置も気持ち高めに設定されてる。実際の腰の位置よりも高いところにベルトが来ます。つまり、足が長く見えるんです。
ややオーバーサイズの38サイズ着用。
オーバーサイズでもジャストサイズでも、ベルトをギュッとして前を閉めて着る、羽織スタイルでは後ろできつめに絞る事で、ラインが本当にきれいにみえるしグッと雰囲気がでます。
MESSAGE
本物を着ている感覚
あらゆるトレンチコートの原型であるのがアクアスキュータムのキングスウェイ。襟の形とか、ボディのバランス、Dリングやガンパッチに至るまで、当時と相違ないつくりをしています。これをアーカイブとして、いろんなブランドがトレンチコートを作っている。本物を着ている感覚というのがキングスウェイにはあります。そこがほかのトレンチとの決定的な差だと思いますね。
アクアスキュータムトレンチコート、長く着て自分だけの一着に育てていく喜びを、ぜひ味わっていただきたいです。
■Aquascutum MEN
KINGSWAY トレンチコート(MADE IN U.K.)
着用カラー:べージュ
着用サイズ:38
スタッフが語るアクアスキュータムのトレンチの魅力、これからもお届けいたします。
ぜひご覧ください。
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9月15日 Aquascutum170周年記念サイト
「&AQ(アンドエーキュー)」が立ち上がります。
さまざまなエレメントを通して、Aquascutumの
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ぜひ、ご期待ください。
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