-どんな男性のワードローブにも必須の3つのアイテムはなんだと思いますか。
ソフト生地で綺麗に仕立てたネイビーのブレザー。リラックス感のあるパッチポケット付きのダブルブレストも良いです。
伝統的なブレザーは堅苦しくなりがちですが、角製ボタン付きのフランネル素材や現代的なバスケット織りの一着を見つけば、どんなシチュエーションにも合います。
次に、ミッドグレーのフランネルトラウザーズをおすすめします。 重複になりますが、生地が柔らかくて、着回しやすいクラシカルでエレガントなアイテムです。
三つ目のアイテムは、ファインメリノタートルネックニット-これは私の最近のユニフォームです-
スーツやスポーツジャケットの下にタートルネックを合わせるのは、本当にシックです。
-ロンドンのファッションについて説明してください。
ロンドンのファッションスタイルは多様です。誰でもなりたい自分になれますので、私はこの街が好きです。
他人の目を気にすることなく、おしゃれな人に好きなように服を着る自由を与えてくれます。
あなたの洋服であなたを見分ける人は常にいます。
洗練されたスーツであれ、ストリートウェアであれ、ロンドンはあなたの服で自己表現することができる場所です -それは貴重なことです。
-ラグジュアリーファッションはあなたにとって何を意味しますか?
私たちの社会では、「ラグジュアリー」を高価なモノあるいはブランドに結びつけるのはあまりにも軽率です。
私にとって、それは半分の面にしかすぎません。多くの場合、ラグジュアリーなモノが高いのは、高い技術、あるいは貴重な素材で作られているからです。
しかし、ラグジュアリーは決してそのためだけに高くてはいけません。「ラグジュアリー」は考えぬいて作られた、品質の約束があるモノです。
メンズウェアにおいては、機能的で美しいモノを意味しますが、何よりも伝統技術を用いて作ることです。
―ファッション誌の編集者であることはあなたのスタイルにどのような影響を与えていますか?
メンズスタイルのライティングに多くの時間を費やすジャーナリストとして、私はどんなルールにも固守する必要のない幸運な人間です。
気の向くまま、さまざまな美学を試みることができます。
私はいつもテーラリングが好きで、ビジネスミーティング、業界イベントや雑誌のクライアントと会うときにはドレスアップします。
しかし、カジュアルウェアを着るのも好きで、フォーマルなアイテムにカジュアルウェアやヴィンテージの掘り出し物をリミックスして合わせたりするのを楽しんでいます。
常に英国製と伝統ブランドに夢中なので、私のエッジのバルーン・ジーンズとワークジャケットであろうと、テーラード3ピーススーツであろうと、
それらはほとんどものづくりに誇りを持っている「オールドスクール」なブランドのモノです。
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